心の奥底に眠ってた想い

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父が女の子を欲しがり 兄ふたりの後 何度も流産して 何年もかけ やっと産まれた私 母は 何回も流産し 最後に 私を産んでくれたんだ 私が幼い頃 母は 子宮と卵巣を摘出した 胃潰瘍になり 2/3も胃を切除した 母の身体は ボロボロだった 私が結婚しても母は年下の 男と暮らしていて 夜になると呑んで愚痴の電話 ばかりかけてきた そんな母を うっとおしいと 思った 酔ってる母の電話に怒鳴りつけ 乱暴に電話を切ったことも あった …私 母に 何ができた? 後悔しか浮かばない 母の姿を 一度 見てから 自分では わからない部分で 摂食障害が 始まっていた まるで 食べれない母の代わりに 食べるかのように 異常な 過食が 始まっていた 私は そんな単純な自分の 症状も 自覚できないほど 理性も 働かす ただ毎日 母に対して 後悔して自分を 責めて生きていた
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