4191人が本棚に入れています
本棚に追加
『そんなに驚かないでよ』
『体調はどう??』
爽やかな笑顔で聞いてくる先生。
体調はどう??なんて聞かれても…
あたしは何でここに居るんだろ…
確か…体育があって、サボろうと思って屋上に行く途中で……階段踏み外したんだ…
思い出した途端に腕や足が痛く…ない。
麻紀は自分の手足を見るが傷一つない手足だった。
なぜ!?
不思議に思い先生の方を見る。
先生の手首には包帯が巻かれていて顔にはバンソーコが貼ってあった。
まさか…
「先生…まさか、あたし…」
『綺麗な体に傷つけたら大変でしょ』
…
綺麗な体かぁ…
「ありがとう…先生」
そう言いながらベッドから下り、先生の近くにある椅子に座った。
「名前…」
『っん??』
「名前…なんていうんですか??」
『あぁ』
『坂本 涼太(リョウタ)ってゆうの覚えてね麻紀ちゃん』
!?
.
最初のコメントを投稿しよう!