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「なんであたしの名前わかるんですか!?」
驚いて先生の方を見る。
すると涼太は麻紀を指差し『ジャージに書いてあるよ』っと言った。
っあ…そうか…
なんか恥ずかしっ…
自分の天然さに恥ずかしさが込み上げてくる。
顔が赤いのを手で隠そうとしたら、いきなり先生に手を掴まれた。
「っへ!?」
『手…ケガしてる…』
そう言われて自分の手を見ると少し擦り傷が出来ていた。
『ちょっと待ってて、消毒…』
先生がガサガサと救急箱から消毒液とバンソーコを探しだす。
「別にそんな…大丈夫ですよ」
先生にそう言うが先生は手を止めようとしない。
『っあ!!あったあった』
救急箱から消毒液とバンソーコを持ってくる涼太。
『はいっ、手だして』
そんな先生に麻紀は黙って手を差し出す。
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