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ジークは龍魔を探しに来ていた。
ジーク『…………』
ジークは龍魔を見つけア然とした…
そこには年上と思われる人間が数十人山の様に積み上げられており、その上でボロボロになった体を休めている男がいた。……龍魔だ
龍魔『ん?ぉおジーク』
龍魔はジークに気が付くと片手を上げた。
ジーク『…………こんな奴らに、そこまでやられたのか?』
龍魔『いや、雷の魔法を使ったんだけど制御出来なくてな、おれも喰らっちまった』
ジークは、なるほどな…と呟き龍魔に背を向けた。
龍魔『?』
ジーク『………クレス達が待っている。行くぞ』
ジークは必要な事だけを言うと歩いていった。
龍魔はジークに急いでついて行った。
クレス達がいる部屋に行く途中に保健室があったので、龍魔は保健室の先生、和春に傷と服を治してもらった。
そしてクレス達がいる部屋に着くと…
龍魔『よぉ、遅くなって悪い』
ジーク『………』
龍魔は手を上げて喋り、ジークは腕を組んで壁に体を預けた。
リリ『遅いわよ。レディーを待たせない!!』
リリは龍魔を少し睨んだ。
龍魔『悪かったって…んでクエストは決まったか?』
クレス『えっとね、【Bランクのマンイーター討伐】になったよ。場所は火山』
マンイーターとは、暑い所を好む悪魔で…空に浮かんで空中戦を主体としたモンスターだ。
ジーク『マンイーター…か。』
龍魔『んじゃ本部に行くぞ!!クレス、紙を忘れるなよ?』
クレス『うん!!!』
龍魔達はそのまま何事もなくギルド本部に行き、そして【案内人】によりマンイーター討伐の場所、火山地帯へ魔法で飛ばされた。
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