第四話 再開と先輩と生徒会副会長

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灼熱の大地に来た龍魔・クレス・ジーク・リリはマンイーターを目指して歩き続けた。 ジーク『…………』 ジークは態度ことクールにしているが、顔の頬に汗が垂れるのを見ると、ここの暑さを実感できる。 クレス『何か…凄く暑いね』 クレスは額に溜まった汗を払って呟いた。 龍魔は、先程の戦闘で体に傷は無いが…多少ながらも汗をかいており、体内の水が足りなくなってきていた。 龍魔『……水ぅ』 リリ『だらし無いわねぇ……ほら』 リリは自から持って来ていた、飲みかけのペットボトルを龍魔に渡した。 龍魔『ぉお!!あざーす!!つかリリは涼しい顔しているけど暑くないのか?』 龍魔は二口ほど飲むとリリにペットボトルを返して聞いた。 リリ『別に暑くないって訳じゃないわ。ただ属性が火だから暑いのには慣れてるだけ。』 そう言ってリリはペットボトルに入っている水を飲もうとした時……ふと、手を止めた。 リリ『(こ、これって間接キス??……いや、別にそんなのど、どどどうだっていいじゃない!!何い、意識してんのよ私!!)』 リリは、みるみる内に顔が赤くなっていった。 龍魔『どうした?飲まないのか?』 ペットボトルを微妙な角度のまんまにしているリリを見て不思議に思った龍魔が聞いた。 リリ『飲むわよ!!飲むから黙って見てなさい!!』 龍魔『ぉ、おう…』 龍魔は何故怒鳴られたか分からずにいた。 そんな二人を見てクレスはノホホンとしていた。 クレス『平和だねぇ~』 クレスの呟きを聞いていたジークだが、ふと上を見上げて…… 龍魔『………ぁあ、平和だな。だが平和は何時までも続かないもんだ………敵だ構えろ』 そう言うとジークは上を見て、腰にさしてある長刀を抜いて構えた。 クレス『龍魔!!リリ先輩!!マンイーターだ!!』 クレスは叫びながら聖書を開いた。 龍魔『はッ!!来たな!!』 龍魔は上を見上げると、両手に少し雷を纏(マト)わせた。 リリ『ッッ!!』 リリもマンイーターに標的を定めて、腰にある【刀】を抜いた。 マンイーター『ギョルァァアァ!!』 マンイーターが叫ぶと、何処から現れたのか、新たに三匹のマンイーターが出てきた。 『ッチ、面倒な』 リリ『それでも、やるしか無いわ…行くわよ!!』
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