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龍魔はすぐ立ち上がったが、どうする事も出来ずただ見守っていた。
それを見ていた戦闘に参加していない、もう一匹のマンイーターが
龍魔を目掛けて飛んでいった。
龍魔『来たか……俺をこけにしやがって…殺す』
マンイーター『グルァァア!!』
マンイーターは叫ぶと龍魔に向かって密度の高い火を噴いた。
龍魔『……ギリギリまで寄せて……今だ!!(BRAKE)』
龍魔は能力を使い、マンイーターの火を消した。
その時、マンイーターは地上から四メートル近くにいた。
普通の人間なら届かないが龍魔なら普通に届く位置だ。
龍魔は直ぐさまジャンプをしてマンイーターの背中に飛び乗った。
そして背中に乗ったまま、左指の人差し指と小指だけを立てて、マンイーターに押し付けた。
龍魔『【スタン・ショック】』
すると人差し指と小指を挟む様に電気が流れ始め、次第に電力が上がっていき、マンイーターは叫びながら…苦しみながら死んでいった。
そのまま龍魔は地面に飛び降りると、そこには既に戦闘を終えた三人が待っていた。
リリ『お疲れ様』
龍魔『……ぁあ(最後か…クソ!!…ただの足でまといじゃねーか)』
龍魔は今の戦闘になっとくがいっておらず複雑な顔で返事をした。
ジーク『………暑い…帰るぞ』
ジークはこの暑さに嫌気が指して帰りを急かした。
リリ『そうね……帰りましょ』
するとリリは【案内人】から貰ったマテリアルを砕いた。
すると、元のギルド本部に戻ってきた。
リリ『アナタ達はこの後どうするの?』
リリはふと意味もなく聞いた。
クレス『僕はお腹空いたから報酬でご飯でも食べに行きます!!ジークも行く?』
ジーク『……ぁあ』
リリ『ふ~ん、私もいいかしら?』
リリも、お腹が空いたのか、同行しようとする。
クレス『もちろんです!!』
勿論断る理由も無いので断らない。
龍魔はボーっとして右手を見ていた。
リリはボーとしている龍魔にチョップした。
龍魔『イッ……何すんだよ』
龍魔はすこぶる不機嫌だ…
リリ『龍魔はどうすんの?食べに行く?』
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