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龍魔『ぶぅはぁッッ!!』
龍魔は神谷に殴り飛ばされ俯せに倒れ呟いた……
その後、身体を180度反転し仰向けになった。
そして切れた口の傷を摩って……
龍魔『ははッ…痛ぇ…』
神谷『気分はどうですか若?』
龍魔『………あ~、ははッ、最高最悪だな』
龍魔は訳の分からない事を呟き目を手で隠した。
しばらくしたら、龍魔は急に立ち上がり、泣いてしまったせいで目を赤くした水月の前まで歩いて行った。
水月『……若様?』
そして、水月をいきなり抱きしめた。
水月『わ、若様////』
龍魔『悪かったな水月…弱音なんか吐いちまって…ホント悪かった。』
水月『…もう、大丈夫です。今の若様は私の愛しい何時もの若様ですから///』
龍魔『俺はもう二度と誰にも負けない!!!……自分にもな』
龍魔はそういうと、水月から離れてニカッと笑った。
水月『………あ』
龍魔が離れた事に水月が名残惜しそうにしたのは内緒だ。
龍魔は立ち上がり再び神谷に向き合うと
龍魔『神谷さん、俺…ちと、やんなきゃいけない事あるから出かけるな』
その台詞を聞いた神谷は足を揃えて右肘を90度に曲げて胸の前に持ってきて一例をした。
神谷『行ってらっしゃいませ若…食事をご用意してお待ちしてます。』
その言葉を聞いた水月も直ぐに立ち上がり目に残った涙目を拭い笑顔を作り【行ってらっしゃいませ】と言った。
龍魔『ぁあ、行ってくる』
龍魔はそれだけ言うと急いで部屋を飛び出た。
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