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龍魔『お~、まぁ悪く無いな……』
龍魔は近くにある鏡で服をチェックしていた。
それを見ていた複数の女の子達が、顔を赤くしていた。
…龍魔は顔もいいし、身長もあるから完璧に服を着こなしていたのだろう。
リリ『……』
そんな龍魔をボーっとした顔で見ていた。
龍魔『なぁ、似合ってるか?大丈夫だよな?これ』
龍魔は女の子達が自分を見ているのに気が付き、もしかして似合ってないんじゃないかと思い、リリに聞いてみた。
リリ『悪く無いわね……に、似合ってるわ』
龍魔『そっか、んじゃ次行くか!!…リリは何買いたいんだ?』
リリ『得に無いから、取り合えず歩きましょ』
と、そそくさ歩き出すリリだが
龍魔は予想外の出来事で
龍魔『ノープランだったのかよ』
と、口にしてしまった。
リリ『う、うるさいわね!!別にいいじゃない!!!!』
こんなやり取りをしていると、とある店の店主に話し掛けられた。
『おーぃ、そこのカップル!!何か買っていかんかね!!??』
リリ『か、カップル!!?』
この言葉に対してリリは無駄に反論してオドオドし始めた。
龍魔『ぉお、いい店じゃん!!何売ってんの?おっちゃん』
それに対して龍魔は店に興味を持ったらしく、リリを置いてそそくさ入っていった。
店主『ふはは、坊主!!彼女を忘れてるぞ?』
龍魔『ん?何やってんだよリリ?見るだけ見ようぜ?』
龍魔は今だにオドオドしているリリに近づいて、手を繋ぎ半ば強引に店の中に連れていった。
リリ『////』
リリはそれが恥ずかしくて顔を真っ赤にして俯いたまま龍魔に引っ張られている感じだった。
店主『ふはは、嬢ちゃん、可愛いねぇ~。』
店主は高笑いしながら言い放った。
龍魔『ふ~ん、ここ、指輪とかアクセサリーが多いな』
龍魔は手を握ったまま、飾られている品々を見ていた。
リリ『(は、恥ずかしい)』
そんな中、リリは龍魔の強引さと今だに手を繋いでいる事に恥ずかしさをより一層強くしていた。
店主『ふはは、お前達美男美女でホントいいカップルだな!!!おっしゃ!!おっちゃんがそんなお前達にサービスしてやろぅ!!』
そんな事を叫ぶと店主は店に飾られている一つを取り出した。
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