第五話 不良とリリとこれデート?

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龍魔『…………』 龍魔は先程の質問の後【カップルに見えるのかー】と呟き何かを考えてる様な顔で空を見上げていた。 そんな龍魔をチラチラ見ながら、リリは先程からソワソワした気持ちになっていた。 リリ『(何でこんなに緊張するの?何でこんなにドキドキするの?……はぁ、こんな事は今まで無かったのに…)』 龍魔『なぁ』 そこまで考えていると龍魔が急に話しかけてきた。 リリ『な、何?』 龍魔『いや、リリにさ…改めて言っておこう、って思ってな…』 すると龍魔は急にベンチから立ち上がりリリの方へ向いた。 龍魔『俺、強くなってリリの事…絶対守るから』 リリ『わ、わかってるわよ!!そんな事////』 その言葉を聞くと龍魔は【そっか】と呟いて再びベンチに腰をかけた。 リリ『(ぁあ…今……ようやく分かった。何でこんなにドキドキするのか……私…龍魔の事が好きなんだ。…でも私は……)』 リリは胸の前で手を握り…龍魔を見つめた。 龍魔『冷えてきたな……そろそろ戻るか』 今は18時……いつの間にか日が沈みかけて、寒気が出てきていた。 リリ『うん(でも私は人を好きになってはいけない…好きにさせてはいけない…だって私は…私は……)』
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