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龍魔『さぁ~て……飯も食ったし!!トレーニングすっかな』
食事を終えた龍魔は、肩のストレッチをしながら外に出ようとするが、それを神谷が止めた。
神谷『お待ち下さい若……』
龍魔『ん?』
神谷『トレーニングではなく修業をしてみては如何(イカガ)でしょうか?』
龍魔『ぉ~、修業か……いいなそれ、で?どうやるんだ?』
神谷『これを使うんです。』
すると神谷はポケットから手の平サイズの黒い正方形の形をした箱をだし龍魔に見せた。
龍魔『箱?』
龍魔はその物体を手に取ると、そう呟く
神谷『それは、旦那様からお預かりした箱…【Pandora】です。通称パンドラの箱ですね』
龍魔『親父が渡したのか……面白そうだな。これを開ければいいのか!?開けるぞ!!』
神谷『お待ちを』
龍魔は、直ぐ箱を開けようと手をのばすが神谷に止められた。
龍魔『んだよ神谷さん…』
神谷『申し訳ありません。しかし、一つ確認しておきたい事があります。』
龍魔『ん?』
神谷『若は武器をご持参されて無いですよね?』
龍魔は、頷き…拳を前に出して言い放つ
龍魔『俺にはこの拳さえあれば全員潰してやるぜ!!』
神谷『…今までは、そうだったかもしれませんが、これからは武器をお使いして頂きます。これまでの敵と言えば、不良や暴走族との【戦い】でしたが、これからは魔物や戦士との【殺し合い】になります……ですから、武器をご使用下さい。でなければ、直ぐに死んでしまうでしょう…』
神谷は強い眼差しで龍魔を見て武器の使用を勧めた。
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