大馬鹿な父、腹黒な母

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「てめぇが行事を頑張る度に周りに!!主に俺に!!迷惑がかかんだよ!!見ろ!!」 ビシリと指を庭から公道に続く道を指差す。 そこには近所のオバサン達が集まりチラチラと此方と散らばっている細長い葉と庭を見ながらヒソヒソと話していた。 庭を見てる頻度が高いな…。 当たり前か。 「葉を散らかした上に住宅街の一軒家の庭に不自然な笹が一本!!葉はさっさと片付けるとして…笹!!どっから持ってきたんだよ!!」 そう言いながら地面に突き刺さった笹を叩く。 色は青々としてて笹は太い。 こんな笹普通見ることないぞ。ホントにどっから持ってきたんだ?  
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