今まで通りの七月七日

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「で、お前はなんなの?」 いつの間にかソファから移動して目の前に居る我が妹よ。 どけ。邪魔だ。 「真兄…」 我が妹…めんどくせぇ、恵が俺と飯とを見比べながら呟いた。 まさかこいつ… 「味噌汁ならまだあるし、飯も残ってるぞ。」 試しに俺が言うや否や、早速飯を器に盛りに行く恵。 「…お前何時に起きた?」 「いち…いや……12時かな。」 言い直して見栄を張るな。1時だろ。
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