あやこの気持ち

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家に帰ったのは、もう外が真っ暗になって、空に星と月がくっきりと見える時間だった。 あやこは家に帰ると、こっぴどく叱られた。叱られている間中は辛い気持ちになったが、それから解放されるとすぐにまたさっきのことを思い出して、頬が紅潮した。 岡野はあの後もひどく感動した様子で、ひみつきちの中をくまなく見回していた。 あやこは、そんな岡野に、誇らしげに詳しく説明してやった。 家からこっそりと持ち出したものの数々や、その時の自分の勇姿を。 仲間と作り出したものにかけた時間や苦労を。 岡野は、真剣にあやこの自慢話をきいたし、心の底から羨ましいと思った。 そして、ひみつきちをでる2分前に結んだ、秘密の協定。 岡野は、ここに来る権利を与えられたのだった。
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