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今日もいつもと変わらぬ日々が過ぎていく
朝起きて学校へ行き、家に帰りの繰り返し
平凡ながらもそれなりに充実した毎日をおくる俺
来栖 真羅(くるす しんら)17歳の高2
何処にでもいるごく普通の高校生だと思っていた。
そう…彼女が現れるまでは…
「ふわっ……」
退屈だ…
今は授業中なのだが、この授業だけは全校生徒千人にアンケートを取っても
千人中千人が退屈だ!っと答えるだろうと思う
その内容とは……
「え~、では次に私の36人目の彼氏との出会いを話しま~す」
短い栗色の髪に綺麗に整った顔、そして赤いフレームの眼鏡が印象的な女性
峰岸 祢音子(みねぎし ねねこ)ぱっと見、生徒と区別がつかないような子供っぽさが残る女性
そんな彼女が受け持つ授業は世界史なのだが
何故か世界史とは無関係な自分の歴史(特に恋愛経験)等を語る困った先生
生徒の反応関係無しに語るものだから、寝てても友達と話してても注意すらしないのである意味、楽な授業とは言える
「……」
俺にとっては暇な時間に代わりは無いけどさ
「…そこで私は彼に、お願い!私を選んで!」
はぁ…さらに熱く語ってる……
ちなみに峰岸先生は生徒から「ねねちゃん」「ねこちゃん」等と呼ばれ男女問わず人気がある。
キンコ~ン カ~ンコン
あまりに暇だったので峰岸先生の説明をしてたら(誰にだよっ)時間を終わりを告げるチャイムが鳴り時間は終わった。
「もう終わりかぁ…次は37人目の彼氏話しするね」
っと峰岸先生は可愛いくウィンクをしながら教室を出て行った。
「…っうか何人と付き合ってんだよ」
ため息混じりにぼやいてると不意に肩を叩かれた
「よぅ、飯行こうぜ」
「あぁ…だな」
先生の話しで多少食欲は無いが(あまりにリアルな恋愛話しのため)食わないと午後にひびく
俺は友人Aと食堂へと向かった。
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