世界が滲んだ

4/7
前へ
/109ページ
次へ
良い意味でも悪い意味でも、そんな日常はこの一言で変化する事となった… 「付き合って下さい!」 「……ドッキリとかじゃ無くて?」 話しは30分前に遡る… 今日の授業が一通り終わって、さぁ部活に行こう!と野球バッグに手を伸ばした事だった。 「永井君!」 後ろの席から急に呼ばれて振り返った。 「…どうしたぃ?篠原さん?」 「悪いけどちょっと来てくれない?」 自慢にならないが、野球をやっている為、腕力には自信がある。 皆からは「スーパーパシリ人」と呼ばれている。おそらく、なんらかの力仕事だろう。 俺は快く了承した。
/109ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1194人が本棚に入れています
本棚に追加