世界が滲んだ

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とりあえず、部活があるからとメルアドと番号だけ交換してその日は別れた。 だんだんと頭が冷静になった頃、グッ!と小さくガッツポーズをした。 因みにガッツ石松がやってたからガッツポーズと言うらしい…。それは今関係無いが。 正直今まで野球に集中していた事もあって、「恋愛」とか素敵なイベントを忘れていた。 明日からキャッキャウフフな出来事が始まると思うと、喜びでニヤケ顔が止まらない。 そんな顔を見て、親友の星野が聞いてきた。 「どうした?永井。何か良い事でもあったか?」 よくぞ、聞いてくれた!さっきから誰かに言いたくて、言いたくてしょうがない所にコノヤロウ。ナイスタイミング! 大好き。篠原ちゃんのつぎにね。 と勝手に脳内ランクを一つ下げた親友に、さっきの出来事を寸分違わず話した。
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