再スタート

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りょうに出会ってから、急に毎日が楽しくなった。 なんとなく来ていた学校も なんとなく付き合っていた友達も 今までは、現実なのか、夢なのか、白黒のような世界だった何もかもが色を持ちだした。 今まで見えていなかった部分……… 違う。 見ようとしていなかった事が目につく。 例えば、なんとなく付き合ってた友達の『みか』は、すごく、いい子だった。 ひとりだった私に みかは声をかけてくれたんだ。 みかが居なければ、私は学校になんて来てなかったかもしれない。 居て当たり前。 みかをそんな風に思い、なんとなく笑い なんとなく、みかの話しを聞き なんとなく頷き なんとなく遊び…… そんな毎日を過ごしててた。 みかはよく笑う子 そんな事さえも、今までは気付かずにいた私は、馬鹿だ。 .
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