第三話

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朝よ来るな とまではいかないが、無理にとは言わないけど出来たら来ないで欲しいなぁ、なんて夢の中でずっと呟いていた でも、地球はたがたが人間一人、いや人類ごときの願望で易々と自転を止めてはくれない しかし、鬱だ いや鬱というのは本当の鬱病患者の方に申しわけない 少し、気分が落ち込んでいるだけだ いつも起こしに来てくれる鈴音も、今日は来ていない 朝起きれば開いてるカーテンも今日は自分で開ける 時計を見ると、いつもより五分遅い時間だった 今日から少し、学校が居づらい場所になってしまった 彼女作りも……まあ高校を卒業してからでいいさ あーやだねえ 暗いねえ ファイトーおー! 昔流行った極道の先生のマネをしてみる さ、学校に遅刻しちまう
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