第三話

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「ハッカ飴……?見てないよぉ?」 「見てないか…… すまんな邪魔して」 すると両親のどちらかか…… いやないな うちの両親は、どちらかというと放任主義だ 成績が悪かろうと何も言ってこないが、後々進学出来なかったり就職出来なかったら悪いのは全部お前だ、ということである だから部屋に勝手に入ってくることはまずない すると、まだ俺の部屋に探してない場所があるというわけだ 再び部屋を捜索したが、ハッカ飴缶は神隠しにでもあったかのように姿を現さなかった ん?なんで俺はこんなことに必死になってるんだ? たかだか飴の缶一つだ 世界に一つってわけじゃない それに雪村と友人になるのに、ハッカ飴がキーアイテムとは限らない あほらし 寝ちまおう 明日は明日、なんとかなるさ
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