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Sora
涙枯れ俯く君へ
全てを捨てたいのなら
其処から一歩踏み出して
虚ろな瞳した君へ
全てに疲れ果てたのなら
背中に在る筈の翼拡げてみて
天には…
決められた道なんて無い
越えなきゃいけない壁さえも無い
“さあ、其の境界線を
越えるがいい…”
自由になれるから…
天は灰色に曇り
心が晴れる事も無く
見下ろした雑踏の中
藻掻く君は其処の底
此の世界に、都会に
未練は無い!?
絶望に染まりきる前に
ｶﾀを付けよう
“瞳を閉じて
さぁ、逝こう…”
堕ち逝く瞬間
灰色の天とﾋﾞﾙ達は
視界を目蓋を通り過ぎ
最期に見えるは
鮮やかな緋…
そして君は新たな世界へ
果てしなく拡がる
蒼い天を抜けて…
さよなら、繰り返す現実
さよなら、忌々しい過去
さよなら、夢見た儚い未来
嗚呼、さよなら…
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