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『ぐっ……、うおおぉぉぉ……』
地面に膝をついてうなだれながら描写的に血の涙を流すサッカー部レギュラー達。
まぁ、確かにたった三人(俺はボールに触ってないから除外)に完封されたならばそうなるだろうよ。若干それだけじゃない気もするが……。
レギュラー達から視線を外して仲間達の方を眺める。
すでに面倒事を避けたように亮の姿はなく、光は相も変わらず女子達に埋もれていて、陽壱は複数人の美少女達に囲まれていた。
さて、ここであんまり関係ないことだが陽壱ハーレムのメンバーの紹介に移るとしよう。
まずは三年生である岸乃木 美波(キシノギ ミナミ)
容姿は英国人も真っ青な美しい金髪にキリッとしたブルーアイが特徴の女子。ちなみに髪型は縦ロール。
この学校の生徒会長で自称・純日本人である。
そして同じく三年生の御尾辺 佳菜子(ミオベ カナコ)
水泳部女子の部長であり、スポーツによって適度に鍛えられた身体はスラッとしている。黒髪で長髪そして温厚な性格から故に男子からは大和撫子の称号をもらっている。
次は二年生の園条 琴葉(エンジョウコトハ)
少し色素が薄い明るい黒髪を肩まで伸ばし、眼鏡をかけた内気な少女。控えめでオドオドしている場面をよく見かける。怯えている小動物を思い浮べてくれ。
説明がだるくなってきた……。
んで、同じ二年生の園条 琴美(エンジョウ コトミ)
名前からわかるように園条 琴葉と双子の姉妹であり、性格が対極である。髪型は園条 琴葉と同じだが眼鏡はしていない、性格は活発かつ勝気で試合前に応援(罵声?)の言葉を吐いたのはこいつだ。
ちなみに二人とも身長はかなり低い。
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