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「せ、先輩っ!!」
桜が舞う……、ココは一つの公立高校。
新学期が始まり、一週間。
一年生は新しく出会った友に友情を芽生えさせはじめ、二年生は仲がよかった友と同じクラスになれた事を喜んで羽目をはずし、三年生は受験生になったという自覚をしはじめる頃。
学校の屋上に二つの影があった
一人は茶髪の小柄な少女。
リボンの色は赤、つまりココに入学してきたばかりの一年生。
対するは平均より少し背が高く、少し長い黒い髪を紐によって結んでいる顔は中の上ぐらいの緑のネクタイをした二年生の少年だ。
「あ、あのぉ!」
一年生の少女は顔の頬を朱色に染めて、決意した表情を見せた。
「この手紙を………倉田先輩に渡してくださいっ!!!!」
「やっぱりかよっ!!!」
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