永遠に…

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    「「はい」」 凄く整った顔をした青年『静夜』と、優しげに微笑む女性『月』は手を取り合ってゆっくり立ち上がった――――…。 すっかり歳をとった宋に連れられ、月は白いウェディングドレスを揺らしながらバージンロードを歩いていく。 雨がやんできたのか…牧師と静夜の待つ向こうのステンドグラスに光が入り込む。 その瞬間、月はとても幸せだと思った。 静夜の隣に並ぶと二人は一瞬見つめ、微笑み合う。 そうして二人の式が始まった。
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