願いを叶えるために。

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一人乗りの小さな飛行機。 雨が降り始めた丘の上。 エンジン音と風の音。 数日分の食べ物。 燃料。 水。 「夜は、空の彼方に」 走り出す機体。 激しくなる風の音。 離陸まで後少し。 「ミネア、行っちゃダメだ!もしお前までいなくなっちゃったら、僕は……」 激しくなる風と雨。 ……離陸まで、後少し。
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