頼りになるのは。

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「ごめんなさい…」 「あたしに謝ったってしょうがないでしょ。もうすぐ着くわよ」 視界に、キレイな病院が入ってきた。 『曽我産婦人科医院』と大きく見える。 「ここ、いい先生だって評判なの」 車を駐車場に入れながら、お姉はそう言った。 「一人で行ける?」 「…うん、行けるよ」 「待ってるから、行ってらっしゃい」 「うん」 車を降り、あたしはドキドキしながら病院へ入った。 .
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