頼りになるのは。

8/13
前へ
/322ページ
次へ
受付を済ませ、問診表を書き終えた後、あたしは診察室の前にあるイスに座った。 周りはお腹の大きい妊婦さんばかりだ。 あたしはそんな中で一人、何も考えられずにいた。 しばらくして、名前が呼ばれた。 診察室に入ると、キレイな女の先生が座っていた。 「どうぞ」 「お願いします…」 ドキドキしながらあたしは先生の前のイスに座った。 「越前葉由さん…ね。あたしは曽我葉月です。よろしくお願いします」 先生はニコニコしながら言った。 .
/322ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21885人が本棚に入れています
本棚に追加