2日目

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その日の晩、僕は夢を見た。 つやのある指先が丁寧にケーキを崩していく。ひとつ消えてまたひとつ。音のない世界で永遠とも思える作業がつづく。 ふと指の動きが止まった。 手伝ってあげようかな、と思ったところで目が醒めた。
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