おとなになるって

12/13
前へ
/539ページ
次へ
「…っ……あ…たし…なんかしたかなあ…?」 振り絞る声でこう言った。 あぁ…俺,馬鹿だ。 杏里先輩のことがこんなに大事なのに…,なのに泣かせてしまった。 「…杏里先輩,違うんです…っ」 俺は全部話した。 すっげぇ恥ずかしかった。 自分の欲を話すのって,こんなに恥ずかしいことだったんだ。 杏里先輩が欲しい,これを言うのがこんなに恥ずかしいなんて。想像もしてなかった。 、
/539ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1929人が本棚に入れています
本棚に追加