0人が本棚に入れています
本棚に追加
/13ページ
『これから、第××回蓬莱高校入学式を始める。一同、礼!』
(はぁ、入学式とか面倒臭ー…)
こんにちは。
私の名前は紅 椿(クレナイ ツバキ)です。この話は基本的に私主観で進めていきます。
因みに、名前は赤色ばかりですが、赤色が好きなわけではありません。どちらかと言うと、青色や白色が好きです。
今日は4月某日。
私が入学した蓬莱高校の入学式です。
蓬莱高校とは、ここら辺の中堅進学校。勉強したくないが、親の世間体も考えた優しい娘である私はここを受験しました。
頑張るのは余り好きではないんです。
長い長い学校長の詰まらなく、何を伝えたいのか今イチよく分からない話も終盤になった頃、辺りを見回すと、斜め前の前の席に座っている女の子がスヤスヤと寝ているのが見えました。
その席はなんと学校長の目の前。
なんと度胸のある子でしょう。
感心していると、豁然の悪い学校長の話も漸く終わりました。
あー…長かった。
次は新入生によるなんちゃらです。良く聞こえません。
教頭も豁然がすこぶる悪いようです。この高校にまともに話せる教師がいるのか少し不安になりました。
流石新入生。空気を読んだのか、校長の1/10の速さで話を終えました。
次は…
は…?
なにを言っているのか全然聞き取れません。教頭、日本語喋って下さい。
最初のコメントを投稿しよう!