162人が本棚に入れています
本棚に追加
~1時間前~
「どうゆうこった!?クソ親父!!」
『…何だ?薮からスティックに?』
……うぜぇ。
「薮から棒じゃねぇよ!何で愛音がここにいんだよ!?」
『んなもん愛音ちゃんも一緒に波丘に通うからに決まってるだろ』
「はぁ!?!?」
『よかったじゃないか、晴れて一人暮らし。しかもお隣りさんは幼なじみで婚約者!もうフラグ立ちっぱなしだな!はっはっはっ!!』
フラグってなんだ!フラグって!んなもんいらん!
「ふっざけんな!!俺はこういうのが嫌でここに来たんだ!!愛音がいたら中学時代と大して変わんないじゃねぇかよ!!」
『…うるさいな~』
「何だよそれ!?」
『とにもかくにも、これはもう揺るぎようのない事実だから。
それじゃあ愛音ちゃんによろしく!バイバ~イ!』
「ちょっ!まだ話が…」
プープープー
き、切りやがった……。
「あっ…電話終わった?」
「あぁ…」
「まったく、慌てすぎなのよ…」
「俺はこんな話聞いてないしよ…だいたいどうすんだよお前、これから」
「別にどうもしないわよ。家事だって自分で出来るし…」
「なら俺は一切関係な…」
「でも私料理出来ないし……だから朝昼晩のご飯は任せたから」
「…ですよねぇ」
「って訳だからよろしく」
……………
………
…
成り行きはこんな感じ…。
これじゃあ人工人間に無理矢理乗らされたどっかの3rdチルドレンより理不尽だ……。
しかもこんな奴が婚約者だなんて…。
最初のコメントを投稿しよう!