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「愛っちオハヨー!」
「あっ…はいっ!おはようございます」
……………。
「じゃないですよ!いいかげん離れて下さい華那先輩!!」
「ぶぅ~!愛っちも怒るの~?」
「怒ってません!こんな所で抱き着いてる先輩に注意してるだけです!」
…遠回しに怒っているのでは?
「たっくんはかわいい後輩。私は生徒会長。そんな二人の微笑ましい和やかなスキンシップ。……何か問題ある?」
「問題あるから怒ってんです!!」
「あっ、やっぱり怒ってる~」
顔が真っ赤になる愛音。
「なっ!?…だ、か、ら~!!」
登校時間の校門前。愛音の注意を揚げ足取りながら回避し続ける華那先輩。そして集まりだすギャラリー達(野次馬)。
忘れているかもしれませんが、口論してる片方は俺の背中にいます。
なんかね、もうプニプニしたのがポニョポニョしたりムニュムニュしたりして俺の背中の上で踊りまくってる訳ですよ。
ごちそうさまです。
てかそろ無駄な争いやめましょう。
周りの視線とか、華那先輩の爆弾とか、俺の気力やら理性やらが限界点越えております。
「巧もニヤニヤしてんじゃないわよ!!」
何故あなたからパンチを受けなきゃいけないのでしょうか?
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