小さな私

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ある日の夜、ふと違和感に襲われて目を覚ますと、体の自由が利かず、全身が震えて、自分じゃどうしようもなかった。 全身の力を振り絞って、必死に母の腕を掴んで起こした。 それから、母の形相が瞬く間に変わって、他の家族を起こして、軽いパニックだった。 みんなバタバタしてた。 それから私は意識がなくなった。 意識が戻った時、家族が周りにいてくれて、私の名前を呼んでた。 「理沙、大丈夫か?しっかりしろ?」 何度も呼んでくれてるのは分かるし、返事もしたいけれど、反応が出来ない。 視点が定まらない目で必死に見詰めるしかなかった。 やがて時間の経過と共に、その異変は収まって行った。 それ以来、何度かこの異変が起こるようになった。
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