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「ねぇ、お姉ちゃん、どうだった?」
妹の椋が帰宅するなりニコニコと笑顔で聞いてきた。
「もう、椋、かなり恥ずかしかったじゃない。」
「でも、お姉ちゃん、目的は成功したでしょ。」
「うん…、まぁ。」
杏は昼間の事を思い出し赤くなった。
「はは、…岡崎君はお姉ちゃんと付き合っているとはいえ昔から男友達と見ている節があったから女の子らしさをみせるのは成功だね。」
「うん…。」
杏はまだうつむいたままだった。
杏としては朋也を誘う前日に椋からこの作戦を聞いた時、椋の口から「岡崎君はまだお姉ちゃんを昔みたいに多少だけど男友達と見ているところがあるよ。」と言われた時は流石にショックだった。
「あっ、お姉ちゃん、今度は、夏休みに海に行くのはどう?お姉ちゃんの水着姿を見せたら完璧だよ。」
「えぇ!椋、ちょっと!それだけはやめて~!」
杏は慌てて妹を止めたが椋はやる気のようだった…。
杏が朋也と海に行くのはまた別のお話
近いうちに書きます
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