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時計を見ると夕方6時
そろそろ夕食の準備をし台所に立った時だった
バイクの音が庭先に響いた…
『ただ今』
(お帰り…早かったんだね!ご飯は?…)
『今は…いらない…寝るから…』
そう言って、息子は二階へ上がってしまった。
(疲れたのかな…)
夕食の準備も終わり一息ついた8時過ぎ…夫が
帰宅した。
『健一は?』
(帰るなり二階でずっと寝ているのよ)
『そうか…バイクで出掛けるようなこと言ってたな…
寝起きが悪いから…そのまま…寝かしておきなさい』
12時を過ぎた頃
私達も寝室で寝ようとした時だった。
〔バババ…バババ〕
バイクの音が…庭先にした。
しばらくして玄関のチャイムが鳴る
(誰かしら?どちら様?)
『俺!健一だよ』
(あれ?健一?)
ドアを開けると…
そこに健一が立っているのでした。
(あれ?健一
二階で寝ていたんじゃないのかい?)
『ん?何寝ぼけてるのさ今日は~ひとりでツーリングに行くと言ったでしょ…それより…お腹すいたんだ…母さん!何かないかな?』
健一は、夕食の残りを食べて二階へと上がっていった。
洗い物を済ませてから再び横になろうとした時に…電話が鳴り響いた。
(もしもし、え?はい?なんですって?何かの間違えでは?)
電話は…警察からだ…
(バイク事故で………)
警察からの話だと
健一は~夕方の6時頃
山道でカーブで事故に合い
発見されたの夜中12時健一が…亡くなっていた。
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