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2次会の席
俺は、やはりキー子からの電話が気になって仕方がない
浮かない顔の俺に
絵美が気を使い皆に声を掛けた。
『ねぇ~私も気になるんだよね!キー子って
実は佐々木くんが、母に連絡くれた時は…まだ計画段階だったのね…なのに佐々木君が出席するって母から聞いて…変だなどうして同窓会があることわかったのか不思議だったのよ…それに…
今日の参加人数が…どうしても…一人合わないのよ』
それを聞いていた仲間の一人が…
『確かに気になる話だな~そうだ!携帯に電話があったんだろ?
着信歴を見て~かけてみてみたら?どうだ?』
僕の携帯には~番号が残っていた。
みんなが、注目する…
電話をかけると
かすかに…
着信音が聞こえてきた
リリリリリーン
フリリリリーン
フフリリリーン
フフフフリーン
変だ!着信音が!
笑い声に変わっていく
フフフフフフ……
二次会の席に鳴り響いた…
ドアのすぐ向こうからだ!
一瞬…みんなが…
固まった。
(マジかよ!)
一人の親友がドアを開けた…
誰もいない…
存在しない
キー子……
後日 メールが届いた。
『近いうちに
また 同窓会をやりましょ
うね…』
キー子より
僕は、キー子に…まだ
返信していない。
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