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ジ「で、あんた、何で死にたいの?」
よ「あ、はい。よく分からないんですけど、わたしは死んだほうが世界のためみたいなんです」
ジ(………ああ、電波か)
よ「で、この前とうとうおじいちゃんにまで『死ね』って言われちゃったみたいでして」
ジ「………あ、そう」
よ「わたし、もうおじいちゃんしか家族いないし、じゃあ死んでもいいかって思ったんですけど」
よ「でも自分で死ぬ勇気はないですし、他の誰かに殺人犯になってもらうわけにもいかないですし」
よ「でも、ジャックさんはもう大量殺人犯ですから、わたし一人くらい余裕ですよね」にこり
ジ(………あ)
よ「って、あれ、ジャックさん。聞いてますか?」
ジ「ん、ああ話終わったか? じゃあ俺帰って寝るから」
よ「ふえ? え? あ、ちょ! 待ってくださーい」
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