夢か現か、嘘か真か

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川嶋さんの画像を、ネット上で公開なんてするんじゃなかった。 ニックネームも本名に結び付くことのない、全く関係のないものにすればよかった。 「人間、どこで繋がってるかわかんねェもんだな。なァ、中原?」 「…………」 クソッ。 迂濶だった。 軽率だった。 けど、まさか新宮が少女ペットを使ったビジネスを行っているなんて、そんなの……。 「だから、黙んなって!」 「……ッ!」 今度は背中を蹴られた。 「俺が話を振ったら、すぐになんか返せよ。全く、テメェはダメな野郎だな」 うるさい。 お前に従う必要はないし、命令される覚えもない。 そう返したら、やっぱり蹴られるだけだから止めておこう。 「つーかよ、なんで知らないフリしたんだ? 少女ペットのこと」 それは、だって……そうだろう。 「俺、お前に訊いたよな? 少女ペットのマコトとお前が対面した時に──」
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