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「お~い来たぞユイ~」
クリスは先に着き、外で空き家の中にいるユイに呼び掛けた。…普通ならノックだ。
「んぅ~もう来たのぉ~。ふぁ……待ってて、準備してから行くから……入ってこないでよ!!」
ユイは空き家の中で大声でクリスに言う。……中ではお着替え中である。
「なんかわからないけど怒られた気分だな……待つか」
しばらくしてカイルとハワードが歩いてきた。随分と遅かったが何かしていたのだろうか。
「遅かったな?何処か寄り道してたのか?」
「お前が早いだけだ!!夜中に女が言った事をカイルから聞いていただけだ。お前から詳しく話すとか言われてもわからないからな」
ハッキリとクリスに言うハワード。クリスはちょっと落ち込む。
「そんなキッパリ言わなくてもいいだろ……俺だってそれぐらい話せるさ!!……多分」
やはり無知なクリスに説明は難しいらしい。空き家の中からユイが出てきた。
「お待たせ!あっ…物騒な奴」
ユイはハワードを見て睨み付ける。この先、この2人の会話に注目だ。
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