第五章:壁壁壁の迷路地獄

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地下に向かって歩いていく4人の冒険者達。すると、ユイが何か言い出した。 「スト~ップ!!曲がって“森”の中に入るわよ」 ユイは怪しげな森の中に入るようにクリス達に言った。 「森の中かぁ……モンスターがウジャウジャいそうだぞ」 「この先は確か何もなかった筈だぜ?あったとしても“井戸”だけだ」 ハワードは過去にルーダ兵を連れて森の中を探索した事があるようだ。 「フフフ…まぁ着いてきなさいよ。私が必死で見つけた所に案内するからさ!」 ユイは森の中に入っていく。続けてクリス、ハワード、カイルも入っていった。 「森の中って意外と暗いですね。木で光が隠れていて暗く感じます」 「前が見えるからまだ明るい方じゃないか?……ぬっ!?」 クリスは何か気配を感じたのか…足を止め、剣を抜く構えをする。 「鋭いなクリス。3~4匹がぐらいか……俺達をつけてやがる」 「えっ!?」 カイルは気づいていなかった。ユイは相変わらずのテンションでこう言った。 「やっぱ大勢で来たからバレやすいよねぇ~。よし、戦闘準備!!」 4人はクルッと後ろを向く。言った通り、4匹のモンスター達がつけていた。
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