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数分後…。
「浅羽特派員!まだかね!」
「も、もう行きますから!」
浅羽はわくわくしていた。
こんな事は久しぶりなのだ。
伊里野が居なくなってからは何も特に起きず、部長の出す企画も今一つのモノばかりだった。
でも今、水前寺邦博この人は高校生である。
今の新聞部の部長は僕になっている。
しかし、部員と言えば僕と秋穂だけ…部長も顔を出しては何かと話題を提供してくれるのだ。
「ハァハァ…すいません」
「何を言っている、さっさと乗るのだ浅羽特派員」
僕と部長は軽トラで園原基地に向かった。
今でも不思議なのだが…部長はまだ高校一年…免許は?
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