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「このまま、ボクがここで死んでしまったら、
みんなは悲しんでくれるのかな。」
誰も、哀しんではくれないだろう。
それどころか、居なくなった事さえ、気づかないかも知れない。
ウサギは声には出さなかったけれど、そう思いました。
そして、考えれば考えるほど、
その考えは正しいような気がしてしまうのです。
ウサギは、地面に座り込み、ボロボロと涙を流しました。
そのとき、
「どうして泣いているの?」
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