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手紙を読みながら朝食の用意をする悠輝は、手紙の内容に首を傾げた。
鬼ごっこらしき内容のゲーム。
しかも期間が長い。
つまり参加してしまうと、これから始まる連休は無くなってしまう。
そう考えているとレンジが音を鳴らし、トーストが焼き終えた事を知らせる。
香ばしい臭いを醸し出すトーストを皿に乗せ、それとコーヒーをテーブルに置いた。
「…… ワケわからんな…… 無法地帯とか有り得ないし!! しかも、この団体なに……?」
呟きながら悠輝が睨んでいたのは書面の一番下だった。
そこには全く聞いた事の無い団体名が記載されていた。
──有能者研究顧問会──
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