2015年 5月1日 金曜日

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 手紙を読みながら朝食の用意をする悠輝は、手紙の内容に首を傾げた。  鬼ごっこらしき内容のゲーム。  しかも期間が長い。  つまり参加してしまうと、これから始まる連休は無くなってしまう。  そう考えているとレンジが音を鳴らし、トーストが焼き終えた事を知らせる。  香ばしい臭いを醸し出すトーストを皿に乗せ、それとコーヒーをテーブルに置いた。 「…… ワケわからんな…… 無法地帯とか有り得ないし!! しかも、この団体なに……?」  呟きながら悠輝が睨んでいたのは書面の一番下だった。  そこには全く聞いた事の無い団体名が記載されていた。  ──有能者研究顧問会──
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