可能性、二割。

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可能性、二割。

微かに震えた両手で、 私は自分の「運命」を書いた一枚の紙切れを手渡した。 透斉(トウザイ)高等学校、 一年六組十九番、原井真穂路(ハライマホロ)。 兄はここ透高(トウコウ)ラグビー部の主将。 正直信じられないし、信じたくない。 あたしは……まぁいつか話します。いつか必ず。 そんなあたしはこの瞬間、 透高(トウコウ)ラグビー部のマネージャーとなった。
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