可能性、二割。

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「あっ」 「おっ」 「「……よっ」」 「久しぶりやん、陽登(ハルト)」 「おぅ、真穂路」 こちらも裕吾と同じく、“Red Gun”(以下:レドガン、赤銃、等の略称あり)に入ってた、あたしと同い年の、松谷陽登(マツヤハルト)。 透斉高校ラグビー部、同い年、レドガン出身。 この条件で固まったら、 あたし、裕吾、陽登の三人だけだと思う。……多分。 あたし小四って超ハンパな時にレドガン入ったらから、自信ないや……。 「お前、何してんのん?」 「え?マネージャー」 「ふーん……そうなんや」 陽登は裕吾みたいなこと言わないんだ……。 何か意外。 「……あ、もう練習終わったん?」 「あぁ、さっき終わった。……あ、輔人君、こんちはっす」 陽登がこっちに来た兄貴に頭を下げた。 「おー。よっ、陽登。……真穂路、集合の時に一緒に集まれってさ」 「あ、うん。分かった……」 何なんだろ……ちょっと不安……。
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