概要

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PSPの初期のファームウェアには、未署名コードが実行できてしまうという致命的なセキュリティホールが存在したため、世界中の有志開発者たちにより、このセキュリティホールを衝いて実行されるSCE非公認の自作ソフトが開発され、そのセキュリティホールが修正された現在でも、少なからず様々なゲームソフトやツールなどがリリースされている。[1] 旧来までの家庭用携帯ゲーム機では外部のツールやソフトウェアに頼らず非常に安易に独自のプログラムを作動させる事ができる製品はいままで存在していなかったが、本体であるPSPの基本性能の高さとシステムの柔軟性、さらに発見されたセキュリティホールとの相乗効果と相まって、PSP本体の解析と改造が加速した。 製作されたソフトは簡素なパズルゲームに始まり、さらに高度なファミリーコンピュータやメガドライブのエミュレータソフト、JPEG等の画像ファイル閲覧に特化したビューア、本体内蔵のフラッシュプレイヤーの制約により直接再生・閲覧に対応していないYouTube等の動画サイトを再生できるソフト[2]、簡素ながら絵を描く事のできるペイントツールなど、多用なプログラムが動作し、更にはリッピングしたPSP専用のコピーゲームソフトを起動できるようになるなど、リリースされているソフトウェアのジャンルや用途は幅広い。
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