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しかし純正のファームウェアで上書きし、正規の動作を行うように戻す方法等も発見・利用されており[4]、システムを戻されてしまうと外側を見て、普通に起動した程度では本当に改造された物なのか、純正のものなのかの判別は難しい。しかし、純正のシステムソフトウェアに戻したとしてもシステムの改造履歴が残っているらしく、修理を断られたという報告も散見されている。基本的にユーザーはその本体が以前に改造されたかどうかを知る術は無く、中古品で購入する場合は注意が必要である。
また、著作権法上「プログラムの著作物」としての保護を受けている公式システムソフトウェアに対し、プログラムの改変行為やユーティリティ(外部プログラム・ツール)を用いることにより、プログラム上において本来予定されていた範囲を超えた動作をさせることは、「著作者の意に反して著作物を改変することとなり、同一性保持権の侵害となり法律に違反する行為となる」(著作権法20条)という法律的解釈を主張する者もいるが、コンピュータプログラムに関する同一性保持権の主張はその性質上難しいとされている。詳しくは同項目を参照されたし。
現在のところ個人の使用の範囲に限って(自分でPSPを改造し、自分やその身内だけで楽しむ事)法的措置をとられたという報道は無いが、改造したPSP本体をネットオークションで転売していた男が商標法違反で逮捕されたケースは存在する。これらのことから一般的にインターネット上のPSPに関しての情報を扱うコミュニティでは中古転売を含め、破損や公式の修理が出来なくなるなどのリスクについて「自作プログラムの実行やインストールは全て使用者の自己責任」とされている。
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