オオカミ少年☆

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「お礼なんていいよ」 「でも…」 すると迥は、また優しく笑った。 「…じゃあ、これでいいよ」 迥は絢の顎を掴むと、顔を近付けた。 「…迥…君?」 迥は、絢と唇を重ねた。 その後、クスッと笑うと絢の首筋に唇を当てた。 「じゃあね、絢ちゃん」 迥は、にっこり笑うと行ってしまった。 ななな、何!? キス…された? 有り得ない―… 絢は、ペタンと座り込んだ。 「…キス初めてなのに」 絢の瞳から涙が溢れた。 本当…最悪。 初めては、絶対好きな人って決めてた。 でも、こんな時なのに稔の顔が思い浮かぶ。 何で? .
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