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「お礼なんていいよ」
「でも…」
すると迥は、また優しく笑った。
「…じゃあ、これでいいよ」
迥は絢の顎を掴むと、顔を近付けた。
「…迥…君?」
迥は、絢と唇を重ねた。
その後、クスッと笑うと絢の首筋に唇を当てた。
「じゃあね、絢ちゃん」
迥は、にっこり笑うと行ってしまった。
ななな、何!?
キス…された?
有り得ない―…
絢は、ペタンと座り込んだ。
「…キス初めてなのに」
絢の瞳から涙が溢れた。
本当…最悪。
初めては、絶対好きな人って決めてた。
でも、こんな時なのに稔の顔が思い浮かぶ。
何で?
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