オオカミ少年☆

6/24
前へ
/88ページ
次へ
絢の足元には、高級そうな腕時計が無惨な姿になっていた。 「す、すみません!」 「…壊したの?」 男の子は、怪訝そうに絢を見つめた。 「はい…弁償します!」 「あんた払えんの?500万だよ?」 「500万!?」 払える訳ないよ―… どうしよう。 「必ず弁償します!何でもしますから!」 絢は、必死に何度も頭を下げた。 「…何でもするんだな?」 「はい」 稔は、にやりと笑った。 「…じゃあ、俺のメイドになれ」
/88ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1219人が本棚に入れています
本棚に追加