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絢の足元には、高級そうな腕時計が無惨な姿になっていた。
「す、すみません!」
「…壊したの?」
男の子は、怪訝そうに絢を見つめた。
「はい…弁償します!」
「あんた払えんの?500万だよ?」
「500万!?」
払える訳ないよ―…
どうしよう。
「必ず弁償します!何でもしますから!」
絢は、必死に何度も頭を下げた。
「…何でもするんだな?」
「はい」
稔は、にやりと笑った。
「…じゃあ、俺のメイドになれ」
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