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隣に寝ていたのは……男子生徒だった……
男子生徒は、思惑、耳を傾け会話を聴いている。
事件!?事件って、何だ!?精神科って……?
その男子生徒は…… 村上 夏樹だった……
夏樹は、ますます耳を傾けて、集中した。
百合子は、隣で寝ている人物が気になって、一刻も早く、この場から……逃げる為に奥田へ申し出た。
「先生?私、早退してもいいですか?」
「それは、構わないけど……」
奥田のその返事を聴くと、百合子は、外されていたメガネをかけて、上履きを履き、ベッドの側にあった自分の鞄を持つと……
保健室を跡にした。
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