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タクマの電話が来てから約10分。
タクマはコヨリも連れて来た。
タクマ
『ダイキ!』
やはり、タクマは鼻息が荒かった。
ダイキ
『どうしたんだよ、ユウヤが、なにかあったのか?』
タクマ
『ユウヤから、メールが来たんだ!あいつ、いまどこかに監禁されているらしい!』
ダイキ
『なんだって?』
一緒に来たコヨリは、いまにも泣きそうな顔をしているが、タクマの発言に驚きを見せなかった。
恐らく、既にユウヤが監禁されたことを聞かされたのだろう。
ダイキ
『とりあえず落ち着け。なにがあった?』
タクマ
『ユウヤからメールが来たんだ、写メ付きでな。多分、ユウヤを拉致った奴が携帯カメラを使って撮ったんだろう…』
タクマは話しながら、携帯を俺に見せた。
暗い部屋?に、ユウヤが縛られている様子の写メだ。
酷い……。
ダイキ
『警察には言ったのか?』
タクマ
『それが……』
タクマはだんまりしながら、再び、ユウヤから届いたメールを俺に見せた。
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